今週の注目:
✨Google、Flipkartに約3億5000万ドルを投資
✨Temu、ドイツ人の3人に1人がTemuで買い物
✨TikTok、大規模な人員削減の可能性を示す
1、ベトナム
越境電子商取引サミット2024
最近、ハノイで開幕した越境電子商取引サミット2024はベトナムの企業やブランドを世界の越境電子商取引に押し上げる好機とみなされ、輸出入を強化するのに重点が置かれた。
VEDEAのグエン・ティ・ミン・フエン副所長は、ベトナムの小売電子商取引の売上高は過去10年間で平均約20%増加しており、地域および世界で最も急速に成長している電子商取引市場の1つとなっている。また、過去5年間にわたってベトナムセラーがアマゾンで販売する商品数が300%以上増えて、年間100万ドルの収益を達成しているベトナムのパートナー企業の数も10倍近く増加したと述べた。
2、Google
Flipkartに約3億5000万ドルを投資
最近の情報によると、インドの電子商取引プラットフォームのフリップカート(Flipkart)は、最新の資金調達ラウンドでグーグルから3億5000万ドルを調達したという。グーグルによる最近の資金調達ラウンドの後、フリップカートの評価額は350億~360億ドル程度になる見込みだ。また、アルファベット傘下のグーグル(Google)会社は少数株主として追加されており、フリップカートの株式を約1%取得することを意味する。
情報源:Google to invest $350 mln in India's Flipkart, valuing co at $37 bln, source says
3、Temu
ドイツ人の3人に1人が Temuで買い物
中国ショッピングモールPinduoduoの傘下であるTemuは2022年9月にボストンで設立され、わずか数年で海外で大きな人気を博していた。ウェブサイトのトラフィックに基づくと、Temuの最も人気のある市場は米国 (ヒットの 24%)、日本 (13%)、ドイツ (8%)、フランス (6%)、英国 (5.7%) になる。ECC KÖLNの新しい調査によると、ドイツの消費者の32%がTemuで商品を購入しているという。昨年はわずか11%だった。Temuは低価格戦略で海外で急速に展開する以外、その成功はソーシャルメディア広告によるものだ。広告費の76%がFacebookとInstagramなどソーシャルメディアに注入されている。
4、TikTok
生成AIを活用して広告事業を強化
前日、TikTokは生成AIを広告ビジネスに取り入れたマーケティングツール「TikTok Symphony」をリリースしたという。このツールには、AIによるスクリプト作成やビデオ制作の自動化が含まれて、広告パフォーマンスの測定やブランドの強化に役立つ。
「TikTok Symphony」は、脚本作成、ビデオ制作、アセット最適化などの機能をクリエイターやブランドに提供するクリエイティブAIスイートである。 このスイートには「Symphony Creative Studio」と呼ばれる新しいAIビデオジェネレーターがあり、広告主からのわずかな入力でTikTok対応のビデオを生成できる。
情報源:TikTok turns to generative AI to boost its ads business
5、TikTok Shop
送料無料の基準値を30ドルに引き上げ
TikTok Shopは送料無料ポリシーを更新し、リピーターの基準額を30ドルに引き上げたという。初めての購入者はTikTok Shopで無料配送サービスを利用できるが、リピーターの場合は30ドル以上注文してはじめて送料が無料になる。
6、eBay
2024年第1四半期の決算を発表
今月、米EC事業者eBay(イーベイ)が2024年第1四半期の決算を発表した。売上高が前年同期比2%増の2億5,600万ドル(約399億24万円)でGMV(流通総取引額)が同1%増の186億2,000万ドル(約2兆9,000億円)、アクティブユーザー数は前年同期から横ばいの1億3,200万人でした。第1四半期は売上高は前年同期比1.8%増の25億5600万ドルとなった。営業利益は13.1%増の6億3100万ドル。営業利益率は24.7%へ向上した。前年同期は22.2%だった。1株利益(EPS・希薄化後)は0.85ドル(前年同期1.05ドル)。
7、TikTok
大規模な人員削減の可能性を示す
TikTokは運営チームとマーケティングチームの大幅な人員削減を発表した。以前の小規模で段階的な調整と違って、グローバルユーザー事業、コンテンツ、マーケティング部門の従業員1,000人の相当数に影響を及ぼすと見込まれる。 TikTokはグローバルユーザーオペレーションチームを解散し、残りのスタッフをマーケティング、コンテンツ、製品部門に再配分しようとする。この動きは年初に数十人の従業員を一時解雇したことに続くものである。 TikTokはこれらの報道に対してまだ返答していない。