この記事のポイント
- 電脳せどりとは何か、店舗せどりとの基本的な違いが分かる
- ネット上で仕入れ候補を探す方法が分かる
- 仕入れ候補とAmazon商品を照合するときのポイントが分かる
- 需要・価格・競合・利益を確認する流れが分かる
- 仕入れ前に出品可否や商品状態を確認する重要性が分かる
電脳せどりとは、ネットショップやECサイトなどを利用して商品を探し、仕入れた商品をAmazonなどで販売するせどりの方法です。 実店舗を回って商品を探す店舗せどりとは異なり、インターネット上で仕入れ候補を探せるため、自宅などからリサーチを進められるのが特徴です。
一方で、ネットショップで安い商品を見つけたからといって、すぐに仕入れてよいわけではありません。 Amazonの商品と正しく照合したうえで、販売需要・価格推移・競合・利益・出品可否などを確認する必要があります。
特に電脳せどりでは、同じネットショップやセール情報を多くの人が確認できるため、仕入れ後に競合が増えたり、Amazonの販売価格が下がったりする可能性も考えておく必要があります。
この記事では、電脳せどりをこれから始める方向けに、ネットでの商品探しからAmazonでの商品照合、データ確認、利益計算、出品可否の確認、仕入れ判断までの基本的な流れを解説します。
電脳せどりとは?
電脳せどりとは、インターネット上で仕入れ候補を探し、ネットショップやECサイトなどから商品を仕入れて販売する方法です。 「オンラインせどり」「ネットせどり」と呼ばれることもあります。
例えば、ネットショップで販売されている商品とAmazon上の同一商品を比較し、仕入れ価格とAmazonでの想定販売価格に差がある商品を探します。
ただし、単純な価格差だけでは実際の利益は判断できません。 Amazonでの販売需要、競合出品者、価格推移、販売手数料、FBA関連費用、仕入れ送料などを確認し、最終的に利益が残るかを判断します。
電脳せどりと店舗せどりの基本的な違い
| 項目 | 電脳せどり | 店舗せどり |
|---|---|---|
| 仕入れ場所 | ネットショップ・ECサイトなど | 実店舗 |
| 移動 | 基本的に不要 | 店舗までの移動が必要 |
| 商品探索 | 検索・カテゴリー・セールページなどから探す | 売場・値下げ棚・商品棚などから探す |
| 商品の現物確認 | 購入前に直接確認できないことが多い | 店舗で確認しやすい |
| 仕入れ送料 | 送料が発生する場合がある | 持ち帰る場合は通常、配送費は発生しない |
| リサーチ環境 | PCなどで多数の商品を比較しやすい | 店舗でスマートフォンなどを使って確認することが多い |
この記事では電脳せどりの具体的な進め方に集中します。 両者のメリット・デメリットや作業効率、拡張性などを比較したい場合は、 電脳せどりと店舗せどりの違い を参考にしてください。
電脳せどりのメリット・注意点
電脳せどりのメリット
電脳せどりの大きな特徴は、インターネット環境があれば商品リサーチを進められることです。
- 店舗を回るための移動時間を減らせる
- 営業時間を気にせず商品を探しやすい
- 複数のネットショップの商品や価格を比較しやすい
- 検索やフィルターを使って多数の商品を確認しやすい
- 商品リサーチの作業を一定の手順にまとめやすい
特に多数の商品候補を比較したい場合は、PC上で仕入れ先とAmazonのデータを行き来しながら確認できる点がメリットです。
電脳せどりの注意点
一方、ネット上の仕入れ情報は他のセラーも確認できます。 セール商品などに仕入れが集中すると、Amazon側の競合出品者が増え、販売価格が変化する可能性があります。
また、商品を購入するまで現物を直接確認できない場合が多いため、商品型番、JANコード、セット数、容量、カラー、サイズ、商品状態などを慎重に確認する必要があります。
電脳せどりでは「安く買える」だけで判断しないことが重要です。
仕入れ候補発見
→ 商品照合
→ 需要確認
→ 価格・競合確認
→ 利益計算
→ 出品可否確認
→ 仕入れ
という順番で判断すると、価格差だけを見た仕入れを避けやすくなります。
Amazon電脳せどりの基本的な流れ
Amazonを販売先とする電脳せどりでは、基本的に次の流れで仕入れ候補を確認します。
| STEP | 作業 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1 | 仕入れ候補を探す | ネットショップなどから候補商品を見つける |
| 2 | 商品を照合する | Amazonの商品と同一商品か確認する |
| 3 | 需要を確認する | 販売数・BSRなどを確認する |
| 4 | 価格・競合を確認する | 価格推移や競合状況を見る |
| 5 | 利益を計算する | 各種コストを差し引いて利益を試算する |
| 6 | 出品可否を確認する | 自分のアカウントで適切に販売できるか確認する |
| 7 | 仕入れ数量を決める | 需要・競合・資金を踏まえて数量を決める |
STEP1|ネットで仕入れ候補を探す
電脳せどりの最初のステップは、ネット上から仕入れ候補となる商品を探すことです。
特定の商品を最初から決めて探す方法もありますが、セールページやカテゴリー、価格帯などから候補を広げていく方法もあります。
ネットショップから商品を探す
仕入れ候補を探す際は、ネットショップの商品ページやカテゴリー、セール・アウトレットなどのページを確認します。
この段階では、Amazonとの価格差だけでなく、次のステップで詳しく検証する価値がありそうな商品を候補として整理します。
Amazon側から商品候補を探す
仕入れ先からAmazon商品を探す方法とは反対に、Amazonの販売データから需要のある商品候補を見つけ、その商品をネット上で仕入れられないか探す方法もあります。
例えば、一定の販売需要がある商品を先に抽出し、商品名、ブランド名、型番、JANコードなどを使ってネットショップ側の販売価格を調べます。
ポイント: 電脳せどりの商品探しは「安い商品 → Amazonで検索」だけではありません。 「Amazonで需要のある商品 → ネットで仕入れ先を探す」という逆方向のリサーチもできます。
STEP2|Amazonの商品と正しく照合する
ネットショップで候補商品を見つけたら、Amazonで販売されている商品と同一の商品かを確認します。
見た目や商品名が似ていても、容量、セット数、型番、カラーなどが異なれば別の商品です。 誤ったASINを基準に販売価格や利益を計算すると、仕入れ判断そのものがずれてしまいます。
商品照合で確認したい項目
- 商品名
- ブランド・メーカー
- JANコード
- 型番・品番
- カラー
- サイズ
- 容量・内容量
- セット数・個数
- 新品・中古などの商品状態
- 付属品・パッケージ仕様
特に「2個セット」「旧モデル」「限定パッケージ」などは、画像だけでは判断しにくい場合があります。 JANコードや型番など、できるだけ商品を特定しやすい情報を使って照合しましょう。
STEP3|Amazonで販売需要を確認する
商品が正しく照合できたら、Amazon上でその商品に需要があるかを確認します。
仕入れ価格が安くても、販売需要がほとんどなければ在庫が長期間残る可能性があります。 そのため、価格差より先に「売れる可能性」を確認することが重要です。
販売数を確認する
月間販売数などを確認し、一定期間にどの程度商品が売れているのかを把握します。
ただし、商品全体の販売数がそのまま自分の販売数になるわけではありません。 複数のセラーが同一商品を販売している場合は、その需要を競合と分け合うことになります。
BSRも需要判断の参考にする
BSR(Best Sellers Rank/売れ筋ランキング)も、Amazon内で商品の販売状況を確認する際の参考になります。
ただし、カテゴリーによってランキングの水準が異なるため、「○位以内なら必ず仕入れる」といった一律の判断ではなく、販売数や過去の推移とあわせて確認します。
過去の販売トレンドを見る
現在の販売数だけでなく、過去の販売数やBSRの変化も確認します。
特定の時期だけ売れている季節商品なのか、一定期間継続して需要がある商品なのかによって、適切な仕入れ数量も変わります。
STEP4|価格推移と競合状況を確認する
需要が確認できたら、Amazon上の販売価格と競合状況を確認します。
現在価格だけでなく過去の価格を見る
電脳せどりでは、仕入れ時点と実際にAmazonで販売する時点に時間差があります。 その間に販売価格が変わる可能性があるため、現在価格だけを前提に利益を計算するのは慎重に考える必要があります。
過去の価格推移を確認し、現在の価格が通常の価格帯なのか、一時的に高くなっているのかを見ます。
競合セラーを確認する
需要が大きくても、競合が多ければ自分の商品がすぐに売れるとは限りません。
同じ商品を販売しているセラーの状況、販売価格、配送条件、Amazon自身の販売有無などを確認し、自分が参入した場合の販売環境を考えます。
特に電脳せどりでは競合増加に注意しましょう。
ネット上のセールや値下げ商品は他のセラーも同時に発見できるため、仕入れ時点では競合が少なくても、その後に出品者が増えて価格競争につながる可能性があります。
需要・競合・価格などを使った商品選定については、 Amazonせどりの商品選定方法 で詳しく解説しています。
STEP5|仕入れる前に利益を計算する
販売需要と競合を確認したら、実際に商品を仕入れた場合の利益を計算します。
電脳せどりでは、単純に「Amazon販売価格-ネットショップの購入価格」で利益を計算しないことが重要です。
利益計算に含めたい主なコスト
- 商品仕入れ価格
- 仕入れ時の送料
- Amazon販売手数料
- FBAを利用する場合のFBA関連費用
- Amazon倉庫までの納品費用
- 梱包資材など必要な費用
- その他、販売に必要なコスト
基本的な考え方
想定販売価格 - 商品仕入れ価格 - 仕入れ送料 - Amazon販売手数料 - FBA関連費用 - 納品費用 - その他必要なコスト = 想定利益
価格が下がった場合も計算する
現在のAmazon販売価格だけで利益を計算するのではなく、価格が下落した場合の利益も確認しておくと、価格変動への余裕を判断しやすくなります。
例えば、現在価格だけでなく、過去によく見られた価格帯や、そこからさらに価格が下がったケースでも利益を試算します。
利益額だけでなく、利益率やROIなども確認すると、必要な仕入れ資金に対してどの程度の収益性が見込めるか比較しやすくなります。
STEP6|出品可否・商品状態を確認する
需要があり、利益が出る商品でも、自分のAmazonアカウントで出品できなければ仕入れることはできません。
そのため、商品を注文する前に出品可否を確認します。
- 自分のアカウントで対象商品を出品できるか
- 出品許可が必要ではないか
- 商品・カテゴリー・ブランドに制限がないか
- 新品として販売できる状態か
- 仕入れ先や購入記録を適切に管理できるか
- Amazonの商品ページと実際の商品が一致しているか
また、ネット仕入れでは購入前に現物を確認できない場合が多いため、販売ページに記載されている商品状態、パッケージ、付属品なども確認しましょう。
Amazonでは商品・カテゴリーなどによって出品条件が異なる場合があります。 「ネットショップで購入できる」「購入記録がある」という理由だけで、Amazonで必ず出品できるとは限りません。
Amazonせどりの出品制限、真贋、請求書、知的財産権などについては、 Amazonせどりの規約と注意点 で詳しく確認してください。
STEP7|仕入れ数量を決める
すべての条件を確認したら、最後に仕入れ数量を決めます。
利益が出る商品だからといって、最初から大量に仕入れる必要はありません。 Amazonの商品全体が月100個売れていたとしても、自分が100個販売できるとは限らないためです。
仕入れ数量を決めるときのポイント
- 商品の販売需要
- 競合セラーの状況
- 価格推移
- 季節性
- 自分の仕入れ資金
- 再仕入れできるか
- 商品到着から販売開始までの時間
特に初めて扱う商品では、実際の販売状況を確認しながら仕入れ数量を調整する方法があります。
SellerSpriteを電脳せどりの商品リサーチに活用する方法
電脳せどりでは、ネットショップの商品を一つずつAmazonで検索する方法だけでなく、Amazon側のデータから商品候補を先に絞り込む方法もあります。
SellerSpriteの 商品リサーチ では、Amazonの商品データをもとに複数の条件から商品候補を絞り込めます。
STEP1|Amazon側から商品候補を絞る
カテゴリーや販売状況など、自分が確認したい条件を設定して商品候補を探します。
「ネットショップで安い商品を見つけてからAmazonで調べる」方法だけでなく、「Amazonで需要のある商品候補を見つけ、その仕入れ先をネット上で探す」という流れを作れます。
STEP2|販売データから候補を比較する
候補商品が見つかったら、販売数やBSR、価格などの商品データを比較します。
現在の販売状況だけで判断せず、過去の変化も確認することで、一時的な需要増加や価格上昇ではないかを検証しやすくなります。
STEP3|ネットショップで仕入れ先を探す
Amazon側で候補を絞ったら、商品名、ブランド、型番、JANコードなどを使ってネットショップで同一商品を探します。
仕入れ候補を見つけたら、商品仕様やセット数などをAmazonの商品ページと照合し、実際の仕入れ価格をもとに利益を計算します。
STEP4|仕入れ前に最終確認する
最後に、販売需要、価格推移、競合、利益、出品可否などを確認して仕入れを判断します。
商品を一つずつ探すだけでなく、Amazonの商品データから条件に合う候補を絞り込み、需要・価格・競合を確認しながらリサーチを進められます。
SellerSpriteの商品リサーチを使う電脳せどりで避けたい失敗
1.仕入れ価格とAmazon価格の差だけを見る
大きな価格差があっても、Amazon販売手数料やFBA関連費用、仕入れ送料などを差し引くと、想定より利益が小さくなることがあります。
2.似ている別商品を照合してしまう
容量、型番、カラー、セット数などが異なる商品を同じものとして計算すると、販売価格や需要の確認結果が正しくありません。
3.現在の販売価格だけを見る
仕入れ後に価格が通常水準へ戻ると、想定していた利益が出なくなる可能性があります。過去の価格推移も確認しましょう。
4.商品全体の販売数を自分の販売数だと考える
同じ商品に複数の競合セラーがいる場合、商品の販売需要を複数の出品者で競うことになります。販売数と競合状況をセットで確認します。
5.ネットショップの送料を利益計算に入れない
送料無料の条件を満たさない場合など、仕入れ送料が発生することがあります。送料を商品ごとにどう配分するかも含めて実際の仕入れコストを確認します。
6.出品できると思って先に購入する
Amazonで販売されている商品でも、自分のアカウントで同じように出品できるとは限りません。仕入れ前に出品可否を確認しましょう。
7.セール商品を一度に大量仕入れする
オンラインのセールは多くの購入者やセラーが同時に確認できます。 同じ商品への出品が増える可能性も考え、需要や競合を確認して仕入れ数量を決めることが重要です。
電脳せどりに関するよくある質問
電脳せどりとは何ですか?
電脳せどりとは、ネットショップやECサイトなどインターネット上で商品を探して仕入れ、Amazonなどで販売するせどりの方法です。「オンラインせどり」「ネットせどり」と呼ばれることもあります。
電脳せどりと店舗せどりの違いは何ですか?
主な違いは仕入れ方法です。電脳せどりはネット上で商品を探して仕入れるのに対し、店舗せどりは実店舗へ行って商品を探します。商品の現物確認、移動時間、リサーチ方法などにも違いがあります。
電脳せどりではどこから商品を仕入れますか?
ネットショップや各種ECサイトなどが仕入れ候補になります。ただし、仕入れ先の価格だけで判断せず、商品の同一性、販売需要、利益、出品可否などを確認してから仕入れることが重要です。
電脳せどりでは何をリサーチすればよいですか?
商品照合を行ったうえで、販売数やBSRなどの需要、価格推移、競合状況、利益、出品可否などを確認します。現在の価格差だけで仕入れを判断しないことがポイントです。
電脳せどりでは利益をどう計算しますか?
想定販売価格から商品原価、仕入れ送料、Amazon販売手数料、FBAを利用する場合のFBA関連費用、Amazon倉庫までの納品費用など、販売に必要なコストを差し引いて計算します。
電脳せどりは商品リサーチツールを使ったほうがよいですか?
必須ではありませんが、多数の商品から候補を探したり、販売需要や価格推移などを比較したりする場合は、商品リサーチツールを利用することで調査を効率化できます。
Amazonで売れている商品なら仕入れても大丈夫ですか?
販売数だけでは仕入れ判断はできません。競合出品者、価格推移、利益、自分のアカウントでの出品可否なども確認する必要があります。
まとめ
電脳せどりは、ネットショップやECサイトなどを利用して仕入れ候補を探せるため、店舗を回らずに商品リサーチを進めやすい方法です。
一方で、ネット上で安い商品を見つけること自体がゴールではありません。 Amazonの商品と正しく照合し、販売需要・価格推移・競合・利益・出品可否を確認したうえで仕入れを判断することが重要です。
特にAmazonを販売先とする場合は、「仕入れ価格と現在価格の差」だけを見るのではなく、過去の販売データや価格変動も確認し、実際に販売する時点でも利益が残るかを考えましょう。
Amazonせどり全体の商品リサーチ、仕入れ、利益検証の流れについては、 Amazonせどり・転売完全ガイド で詳しく解説しています。