- Alibaba.com:まとまった数量の仕入れや、OEM・継続的な卸取引を検討する場合に有力な選択肢。
- AliExpress:少量購入やサンプル取得、初期投資を抑えた商品検証に利用しやすい。
- 判断基準:商品単価だけでなく、最低発注数量(MOQ)、納期、品質確認、在庫リスクを比較する。
- 利益の確認:中国輸入の着地原価とAmazon販売費用を同じ条件で計算し、採算性を評価する。
- 販売前の確認:輸入規制、知的財産権、Amazonの出品条件を確認してから発注する。
Amazonで中国輸入ビジネスを始める際、「AlibabaとAliExpressのどちらから仕入れるべきか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
どちらも海外の商品を探せるプラットフォームですが、主な取引対象や発注数量、価格交渉、OEM対応、配送条件には違いがあります。例えば、オリジナル商品を開発して継続販売したい場合と、少量の商品を取り寄せて市場の反応を確かめたい場合では、適した仕入れ先が異なります。
また、Amazon仕入れでは商品の表示価格だけを比較しても、正しい判断はできません。国際送料、関税、輸入関連費用、Amazon販売手数料、FBA手数料などを考慮する必要があります。
本記事では、AlibabaとAliExpressの違いをAmazon販売の視点から整理し、販売モデル別の仕入れ先の選び方、在庫リスク、総コストの比較方法を解説します。
Amazon仕入れはAlibabaとAliExpressのどちらがおすすめ?
結論からいうと、一定数量を継続的に仕入れる場合はAlibaba.com、少量の商品を購入して初期検証を行う場合はAliExpressが候補になります。

ただし、どちらが必ず安い、あるいは利益が出やすいというわけではありません。実際の取引条件は商品や販売事業者によって異なります。
| 仕入れの目的 | 検討したいプラットフォーム | 選ぶ際の判断理由 |
|---|---|---|
| 少量で商品を試したい | AliExpress | 少量購入できる商品が多く、初期在庫を抑えやすい |
| OEM商品を開発したい | Alibaba.com | 仕様変更やロゴ印刷などを相談できる供給元を探しやすい |
| 一定数量を継続仕入れしたい | Alibaba.com | 数量別の見積もりや継続供給条件を交渉しやすい |
| 商品サンプルを比較したい | 両方 | 仕様、実物品質、到着までの日数を比較できる |
| 日本での販売可否を確認したい | 両方 | 調達サイトよりも商品の法規制・出品条件の確認が先決 |
特にAmazon初心者の場合、最初から大量に仕入れるのではなく、サンプルを確認し、販売できる商品かどうかを調べたうえで発注数量を判断する方法が現実的です。
一方で、すでに需要を確認できている商品を継続的に販売するなら、数量別価格や供給体制を比較する価値が高まります。
本記事でいうAlibabaは、海外事業者向けのBtoBプラットフォーム「Alibaba.com」を指します。中国国内向けの卸売サイト「1688.com」とは対象市場や取引方法が異なるため、仕入れ先を比較する際は混同しないようにしましょう。
AlibabaとAliExpressの違いをAmazon仕入れの視点で比較
Alibaba.comとAliExpressは同じAlibabaグループのサービスですが、想定される取引形態に違いがあります。Amazon仕入れで特に重要なのは、商品価格、MOQ、カスタマイズ、供給の継続性、納品までの条件です。
| 比較項目 | Alibaba.com | AliExpress |
|---|---|---|
| 主な取引形態 | 企業間取引(BtoB)が中心 | 一般消費者向け小売取引(BtoC)が中心 |
| 発注数量 | MOQが設定されている商品が多いが、条件交渉が可能な場合もある | 1個から購入できる商品も多い |
| 価格設定 | 数量別価格や見積もり交渉に対応する取引がある | 商品ページの小売価格を基準に購入することが多い |
| OEM・仕様変更 | 対応可能なメーカー・供給元を探しやすい | 一般的には既製品の購入が中心 |
| 配送条件 | 個別見積もりや輸送条件の調整が必要な場合がある | 商品ページで配送方法・送料を確認できる場合が多い |
| 主な注意点 | 最低発注数量、量産品質、初期投資、取引条件 | 単価、供給の継続性、配送期間、再仕入れ条件 |
ただし、上記は各プラットフォームの一般的な傾向です。Alibaba.comでもサンプルを1点から購入できる場合があり、AliExpressでも複数個の注文や数量割引に対応する販売者が存在します。
そのため、「Alibabaは大量仕入れ専用」「AliExpressは少量仕入れしかできない」と決めつけず、個別の取引条件を確認することが大切です。
MOQ、価格体系、OEM対応などの違いをさらに詳しく知りたい方は、AlibabaとAliExpressの違いを5つの取引条件で比較した記事をご覧ください。
販売モデル別|AlibabaとAliExpressの選び方
適した仕入れ先は、Amazonでどのような商品を販売し、どの程度の在庫を保有するかによって変わります。
1.OEM・プライベートブランド販売ならAlibaba.comを検討
自社ブランド商品を企画し、Amazonで継続的に販売したい場合は、OEMに対応するメーカーやサプライヤーを探す必要があります。
OEMでは、既存商品のロゴ変更だけでなく、素材、色、寸法、セット構成、パッケージなどを調整する場合もあります。Alibaba.comでは、こうしたカスタマイズについて供給元と相談できる取引があるため、オリジナル商品を開発したいセラーにとって有力な候補になります。ただし、カスタマイズの範囲が広がるほど、サンプル作成費用、製造期間、最低発注数量が増える可能性があります。
特に次の項目を事前に確認しましょう。
- 仕様変更やロゴ印刷に対応できるか
- MOQと数量別の単価はいくらか
- サンプル費用と量産時の価格に違いがあるか
- 試作から量産までの期間はどれくらいか
- 追加発注時にも同じ仕様で供給できるか
Alibaba.comでOEM商品を調達する具体的な手順については、AlibabaでAmazon向けOEM商品を仕入れる方法で詳しく解説しています。
2.少量テストやサンプル購入ならAliExpressも候補
商品をいきなり数百個仕入れるのが不安な場合は、少量から購入できるAliExpressを使って商品の仕様や品質を確認する方法があります。例えば、同じ用途の商品を複数の販売者から取り寄せれば、サイズ、材質、梱包状態、使い勝手を比較できます。
ただし、少量購入できることと、Amazonで販売できることは別の問題です。AliExpressで購入した商品をAmazonで販売する場合も、Amazonの出品制限、商品の真正性、商標・意匠権、輸入時の法令などを確認する必要があります。また、小売価格での仕入れとなるため、国際送料やAmazon手数料を差し引くと十分な利益が残らないケースも考えられます。
少量仕入れに適した条件や注意点については、AliExpressでAmazon仕入れを行う際の注意点をご確認ください。
3.卸仕入れや継続販売なら供給条件を重視する
既存商品を継続的に販売する場合は、最初の購入価格だけでなく、再注文できるかどうかが重要です。一度利益が出たとしても、次回の仕入れ時に価格が上がったり、同じ商品が販売終了になったりすれば、安定したAmazon運営は難しくなります。
継続販売では、以下の条件を比較しましょう。
- 再注文時の最低数量
- 継続的な在庫供給の可否
- 追加発注から出荷までのリードタイム
- 数量増加時の価格条件
- 仕様や包装の変更可能性
Alibaba.comはこうした条件を交渉できる供給元を探しやすい一方、実際の供給能力は販売者ごとに確認する必要があります。
4.販売モデルが決まっていない場合は仕入れ先を先に固定しない
「中国輸入を始めたい」という理由だけでAlibabaやAliExpressを選ぶのはおすすめできません。最初に決めるべきなのは、どのような商品を、どの程度の資金と在庫で販売するかという経営条件です。小売仕入れ、卸仕入れ、OEM、商品テストでは、必要な資金や重視すべき仕入れ条件が異なります。
判断に迷っている場合は、Amazon仕入れ先の選び方と販売モデル別の判断基準を参考に、販売方針を整理してみてください。
仕入れ価格だけでなく総コストで比較する
AlibabaとAliExpressのどちらを利用する場合でも、Amazon仕入れで重要なのは商品が日本に届き、販売できる状態になるまでの総コストです。商品ページに表示されている価格が安くても、海外送料、関税、通関費用などによって実際の原価が高くなる場合があります。
Amazon仕入れで確認すべき費用
| 費用項目 | 内容 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 商品代金 | 仕入れ数量に応じた商品単価 | 数量割引・為替・決済費用 |
| 国際送料・保険料 | 海外から日本までの輸送費用 | 配送方法・重量・容積・条件 |
| 関税 | 輸入品目等に応じて発生する税額 | 品目分類・原産地・適用税率 |
| 輸入消費税 | 輸入時に課される消費税等 | 納付額・会計上の取扱い |
| 通関・検品等 | 通関代行、検品、ラベル貼付等 | 外注先の見積もり・作業内容 |
| 国内配送費 | 国内倉庫やFBA拠点への輸送費 | 納品先・箱数・納品条件 |
| Amazon販売関連費用 | 販売手数料、FBA配送代行手数料、保管料、広告費等 | カテゴリー・サイズ・販売方式 |
中国輸入では、商品代金に国際送料や保険料などを加えて関税の課税価格を算定するのが原則ですが、取引条件や品目によって具体的な扱いが異なります。
なお、輸入消費税については、課税事業者で仕入税額控除の対象となる場合など、事業者の税務状況によって会計上の負担の扱いが異なります。資金繰りの確認と最終的な利益計算を分けて整理することも重要です。
国際送料、関税、通関費用の詳しい計算方法は、中国輸入の送料・関税とAmazon仕入れ原価の計算方法で解説しています。
AlibabaとAliExpressの仕入れコスト比較例
ここでは、Amazon.co.jpで同じ仕様・同じ梱包サイズの商品を販売すると仮定し、Alibaba.comとAliExpressの仕入れコストを比較してみます。
以下は計算方法を説明するために設定した仮定の数値であり、実際の見積もりや市場相場を示すものではありません。
| 項目 | Alibaba.com | AliExpress |
|---|---|---|
| 想定発注数量 | 300個 | 20個 |
| 商品単価 | 430円 | 790円 |
| 国際送料・保険料(1個あたり) | 160円 | 120円 |
| 関税見込額(1個あたり) | 50円 | 50円 |
| 通関・検品・梱包等の配賦額 | 80円 | 70円 |
| 国内FBA納品送料(1個あたり) | 40円 | 40円 |
| 着地原価の参考額 | 760円 | 1,070円 |
| 上記数量分の参考資金額 | 228,000円 | 21,400円 |
この例では、Alibaba.comの方が1個あたり310円低い着地原価になっています。一方、必要な発注数量には大きな差があります。Alibaba.comで300個仕入れる場合、上記の費用だけでも228,000円を要する計算です。
商品が予定どおり売れなければ、在庫として資金が固定されます。単価が低くても、売れるまでの期間が長くなれば保管費用や値下げリスクも増える可能性があります。
この比較では、為替変動、輸入消費税、OEM初期費用、認証・検査費用、事業全体の固定費などを確定していません。これらは「費用ゼロ」ではなく別途確認が必要な項目です。実際の仕入れ判断では、すべての必要費用を確認してから採算を評価してください。
Amazon販売手数料を含めると利益はどう変わる?
続いて、同じ商品をAmazon.co.jpで2,480円で販売すると仮定します。両チャネルで販売価格、商品サイズ、Amazon販売手数料、FBA配送代行手数料、広告費を同じ条件に設定すると、次のように比較できます。
| 費用・収益項目 | Alibaba.com | AliExpress |
|---|---|---|
| 想定販売価格 | 2,480円 | 2,480円 |
| 着地原価 | 760円 | 1,070円 |
| Amazon販売手数料(仮定) | 370円 | 370円 |
| FBA配送代行手数料(仮定) | 400円 | 400円 |
| 広告費(仮定) | 250円 | 250円 |
| 保管・返品関連費用の仮定額 | 80円 | 80円 |
| 参考利益(未確定費用を除く) | 620円 | 310円 |
上記の計算では、Alibaba.com仕入れの参考利益は620円、AliExpress仕入れは310円となります。
ただし、これは未確定費用を除いた参考値であり、最終的な純利益を表すものではありません。実際のAmazon手数料も商品カテゴリーやサイズによって変わります。
また、Alibaba.comでは300個、AliExpressでは20個という発注数量の違いがあるため、1個あたりの利益だけでなく、初期投資、在庫回転、資金回収期間を合わせて比較することが重要です。
SellerSpriteの利益計算機で採算性を確認する方法
AlibabaとAliExpressの見積もりを比較する際は、同じ条件で利益をシミュレーションすると判断しやすくなります。
セラースプライトの無料ツール「利益計算機」では、仕入れ価格、FBA納品送料、関税、Amazon内広告費、販売手数料などを入力し、利益・利益率・ROIを確認できます。
STEP1.日本マーケットプレイスとFBA利益計算を選択する
セラースプライトの利益計算機を開き、「FBA利益計算」を選択します。
続いて、対象マーケットプレイスを「日本」に設定し、使用する為替レートを確認します。仕入れ価格が米ドルや人民元で提示されている場合は、見積もりと決済条件を確認し、両チャネルの金額を同じ通貨基準で整理しましょう。
STEP2.商品のサイズ・重量と販売価格を入力する
商品の梱包サイズ、重量、想定販売価格を入力します。
FBAの配送関連費用は商品の寸法や重量、適用される料金条件によって変わるため、仕入れ候補の実際の仕様に近い情報を使うことが大切です。まだ仕様が確定していない場合は、サンプルの実測値や供給元から取得した梱包情報をもとに試算してください。
STEP3.AlibabaとAliExpressのコスト条件をそれぞれ入力する
次に、仕入れ先ごとの費用を入力します。
- 仕入れ価格:商品単価を入力する。
- FBA納品送料:輸送経路と費用負担の範囲を確認し、対象となる納品送料を入力する。
- 関税:品目・課税価格等に応じた関税の見込額を入力する。
- 他のコスト:別途発生する検品・梱包・通関関連費用などを整理する。
- 広告費・その他販売費用:想定する広告費や販促費用などを設定する。
輸入時の費用を複数の入力欄に重複して計上しないよう注意してください。また、輸入消費税など、計算機の入力項目だけでは会計上の扱いを十分に表現できない費用は、別途管理する必要があります。
Alibaba.comとAliExpressのそれぞれについて同じ販売条件で計算し、結果を比較します。
STEP4.利益率・ROI・コスト内訳を比較する
計算結果では、少なくとも次の指標を確認しましょう。
| 指標 | 確認する理由 |
|---|---|
| 利益額 | 販売後にどの程度の利益が見込めるかを把握する |
| 利益率 | 販売価格に対して利益がどれくらい残るかを確認する |
| ROI | 投下したコストに対する収益性を比較する |
| コスト内訳 | どの費用が採算を圧迫しているかを確認する |
さらに、販売価格を引き下げた場合や、仕入れ価格・送料が上昇した場合も試算すると、利益がどの程度変化するかを確認できます。
ただし、計算上の利益率が高くても、その数量を実際に販売できるとは限りません。販売見込みや在庫回転は別途検証する必要があります。

セラースプライトの無料利益計算機を使えば、仕入れ価格・配送費・関税・Amazon販売関連費用を入力し、利益率やROIをシミュレーションできます。仕入れ先ごとの採算性を比較する際に活用してください。
無料の利益計算機を使う仕入れ先を決めるまでの5ステップ
実際のAmazon仕入れでは、最初からAlibabaとAliExpressのどちらかに決める必要はありません。以下の順序で検討すると、商品需要と仕入れ条件を整理したうえで判断できます。

STEP1.Amazonで販売したい商品の需要を調べる
最初に行うべきなのは、調達サイトで安い商品を探すことではなく、Amazon上で需要が見込める商品を見つけることです。競合商品の販売価格、推定販売数、レビュー数、検索需要などを確認し、参入候補の商品を絞り込みましょう。
特にキーワードの検索需要を確認しておくと、継続的に探されている商品なのか、季節的に需要が集中する商品なのかを判断する材料になります。商品需要や検索キーワードの調査方法については、Amazonキーワードリサーチ完全ガイドも参考にしてください。
STEP2.販売モデルと仕入れ予算を決める
次に、既製品を販売するのか、OEM商品を開発するのか、少量テストから始めるのかを決めます。
同時に、仕入れに使える予算だけでなく、国際送料、輸入関連費用、Amazon手数料、広告費、返品対応費用なども含めた資金計画を作成しましょう。初期予算のすべてを商品代金に使ってしまうと、輸送や販売開始後に必要な費用を支払えなくなる可能性があります。
STEP3.両チャネルの仕入れ条件を比較する
対象商品の仕様をできるだけそろえたうえで、Alibaba.comとAliExpressの条件を確認します。
この段階では、商品単価だけでなく、MOQ、サンプル購入の可否、見積もりに含まれる送料、配送条件、リードタイムを比較します。商品仕様が異なると価格差の理由が分かりにくくなるため、サイズ、素材、付属品、梱包仕様なども統一して比較することが大切です。
STEP4.着地原価とAmazon販売利益を試算する
取得した見積もりをもとに、日本への輸送費、関税、通関関連費用などを整理し、1個あたりの着地原価を計算します。
その後、FBA手数料や広告費を含めた採算シミュレーションを行いましょう。必要な費用が未確認の場合は、確認待ちの項目として管理し、費用が発生しないものとして扱わないようにしてください。
STEP5.サンプルと販売条件を確認して発注する
最後に、商品サンプルの品質、実際の梱包状態、販売時の規制や必要書類を確認します。
初回発注では、試算した利益率に加え、販売開始までの期間、在庫回転の見込み、再発注のしやすさも考慮しましょう。特にOEM商品では、サンプルと量産品の仕様が一致するか、納品条件が明確になっているかを確認することが重要です。
Amazon販売前に確認したい注意点
1.仕入れられる商品でもAmazonに出品できるとは限らない
AlibabaやAliExpressで購入できる商品が、必ずしも日本のAmazonで販売できるとは限りません。ブランド商品や一部カテゴリーでは出品許可が必要な場合があります。また、商品によっては電気用品安全法、食品衛生法、薬機法などの国内法令に基づく対応が必要です。
販売を予定する商品について、自分のAmazonアカウントで出品できるか、必要な許可や表示、検査等を満たせるかを仕入れ前に確認してください。
2.AliExpressからAmazon購入者への直接発送には注意する
AliExpressの商品を注文し、そのままAmazonの購入者へ発送すればよいと考える方もいるかもしれません。
しかし、Amazonにはドロップシッピングに関するルールがあります。第三者に出荷を委託する場合、出品者自身が販売者として明確に識別されることや、返品対応の責任を負うことなどが求められます。他の小売事業者の名前が入った納品書や外部パッケージで購入者へ発送される場合などは、規約違反となる可能性があります。
詳しくはAmazon公式のドロップシッピングポリシーに関する案内を確認してください。
3.最安値の仕入れ先が最適とは限らない
仕入れ単価が安くても、品質不良率が高かったり、納品までに時間がかかったりすれば、結果的に利益が減る可能性があります。
また、大量仕入れによって在庫が増えた場合、販売価格の下落、保管費用の増加、資金回収の遅れといったリスクもあります。価格だけでなく、品質、納期、再仕入れのしやすさ、在庫回転まで含めて判断しましょう。
4.仕入れ後の商品ページ対策も考えておく
商品を仕入れられたとしても、Amazonで購入されなければ売上にはつながりません。
販売開始前には、購入者が使用する検索キーワード、競合商品の特徴、商品画像、商品タイトル、説明文などを検討する必要があります。商品ページの最適化については、Amazon SEO対策完全ガイドで詳しく解説しています。
AlibabaとAliExpressのAmazon仕入れに関するよくある質問
Amazon初心者にはAlibabaとAliExpressのどちらがおすすめですか?
少量の商品を取り寄せて品質や仕様を確認したい場合は、AliExpressが候補になります。一方、OEM商品や一定数量の継続仕入れを考えている場合はAlibaba.comが適していることがあります。最初に販売モデルと仕入れ予算を整理したうえで選びましょう。
Alibabaで1個だけ仕入れることはできますか?
商品やサプライヤーによっては、サンプルを1点から購入できる場合があります。ただし、量産時の最低発注数量(MOQ)とは条件が異なることがあります。サンプル価格、送料、量産時の単価を分けて確認することが重要です。
AliExpressで仕入れた商品をAmazonで販売しても問題ありませんか?
AliExpressから仕入れたという理由だけで、すべての商品が販売禁止になるわけではありません。ただし、Amazonの出品制限、知的財産権、商品の真正性、日本の輸入・販売法令などを満たす必要があります。購入者への直接発送を行う場合は、Amazonのドロップシッピングポリシーにも注意が必要です。
AlibabaとAliExpressではどちらの方が安く仕入れられますか?
一定数量をまとめて仕入れる場合、Alibaba.comでは数量別の価格交渉によって単価を抑えられる可能性があります。ただし、最低発注数量や国際送料、関税、検品費用などが異なるため、表示価格だけでは判断できません。1個あたりの着地原価と初期投資を両方比較してください。
中国輸入の関税や送料はどのように計算すればよいですか?
国際送料は輸送方法、重量、容積、配送条件などによって変わります。関税は商品分類、原産地、課税価格などをもとに確認します。通関費用や輸入消費税も含めて整理し、仕入れ前に物流会社や通関業者の見積もりを確認するとよいでしょう。
Amazon仕入れで利益率は何%あればよいですか?
すべての商品に共通する最適な利益率はありません。商品カテゴリー、広告費、返品率、販売数量、在庫回転、固定費などによって必要な利益水準が異なります。想定利益率だけでなく、値下げやコスト上昇が起きても採算を維持できるかを確認することが大切です。
まとめ|AlibabaとAliExpressは販売モデルと総コストで選ぼう
Alibaba.comとAliExpressは、どちらもAmazon販売向けの仕入れ先候補になりますが、適した用途が異なります。
Alibaba.comはOEM商品や継続的なロット仕入れを検討する場合、AliExpressは少量で商品を確認したい場合に有力な選択肢です。ただし、仕入れ価格が安いことだけを理由に発注するのは避けましょう。
Amazon販売で仕入れ先を決める際は、次の順序で判断することが重要です。
- 販売したい商品の需要と競争状況を確認する
- 販売モデルと利用できる資金を整理する
- MOQ、価格、納期、供給条件を比較する
- 送料・関税・各種費用を含めて利益を試算する
- 出品条件、商品品質、輸入関連の法令を確認する
商品単価だけでなく、着地原価、Amazon販売費用、在庫リスク、継続仕入れの条件を総合的に比較することで、自社に合った仕入れ先を判断しやすくなります。
AlibabaとAliExpressの見積もりを比較する際は、SellerSpriteの利益計算機を活用しましょう。仕入れ原価やFBA関連費用を入力し、販売開始前に採算性を確認できます。
FBA利益計算機を無料で使うセラースプライト(SellerSprite) 編集部
Amazon外部サービスプロバイダー(Amazon SPN)として、Amazon市場向けのリサーチツールを提供している私たちは、日々変化するAmazon市場において、セラーの皆様が抱える「何が売れるのか?」「どうすれば利益を出せるのか?」という悩みを解決するための情報を発信しています。
私たちは単なるツールの提供者ではなく、伴走型パートナーとしてセラー様と一緒に成長しようと考えています。
EC事業者やこれから物販ビジネスを始める方に向けて、実用的な情報をお届けしています。

