今週の注目:
✨Amazon、TemuやSheinに対抗するため「Haul」を世界的に展開
✨アメリカ、中国への関税措置でSHEINとTemuの売上が激減
✨AI、AI人材の需要が高まっている
1、Amazon
TemuやSheinの競合相手として「Haul」を世界的に展開
アマゾンは、TemuやSheinなどの超格安の中国電子商取引企業と競合するディスカウントストアを拡大する計画だ。関係者によるっと、同社は今年後半にヨーロッパで「Haul」というディスカウントストアをオープンする予定だという。
Haul は Amazon のモバイルアプリからのみアクセスでき、ほとんどの商品の価格は 20 ドル以下である。
情報源:https://www.cnbc.com/2024/12/22/amazon-haul-takes-on-temu-to-bring-shoppers-cheap-goods-from-china-.html?&qsearchterm=Haul
2、オープンAI
新たな開発者向けツール「Responses API」を発表
最近、オープンAIは開発者向けの新たなツール「Responses API」を発表した。このツールは、複数のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を活用し、高度なAIエージェントの構築を支援することを目的としている。「Responses API」は、すべての開発者が追加料金なしで利用可能となる。このツールは、2026年後半までに段階的に廃止される予定の「Assistants API」の代替となるものだ。
AI市場の競争がさらに激化する中、オープンAIは開発者に強力なツールを提供することで、その優位性を維持しようとしている。
3、Bluesky
3分間の動画投稿が可能に
Blueskyの開発チームは、公式アプリの最新バージョン「1.99」のリリースを発表した。今回のアップデートでは、最大3分間の動画投稿が可能になるほか、アカウントのミュート機能の強化や、知らないユーザーからのDMを独立した受信箱に分類する機能が追加されている。Blueskyは、今後もユーザー体験の向上に向けたアップデートを継続していくとしている。
4、アメリカ
中国への関税措置でSHEINとTemuの売上が激減
ドナルド・トランプ大統領は2025年2月1日、中国からの800ドル以下の小包に対する関税免除を停止するを発表した。これにより、SHEINやTemuなどの低価格ECプラットフォームが大きな影響を受けていた。
Bloomberg Second Measureの調査によると、関税措置発表後の5日間でSHEINの売上は16~41%、Temuは最大32%減少。これはクリスマス後の売上減少と同程度だが、1月下旬の成長傾向を反転させる結果となった。さらに、米国政府は中国に対し10%の追加関税を発動。この措置により、SHEINやTemuに加え、Alibabaなどの中国系EC企業にも影響が及ぶ可能性がある。今後の米中関係の動向と、消費者・企業への影響が注目される。
情報源:https://gigazine.net/news/20250213-temu-shein-sales-drop-trump-china/
5、Google
Chrome売却要求に反論
検索市場の独占を問題視する米司法省が、Googleに対しウェブブラウザ「Chrome」の売却を要求している件について、Googleは「国家安全保障の観点から売却は得策ではない」と反論したことが報じられた。
判決では、Googleが検索市場における支配的な地位を利用して、競合他社の排除や消費者の選択肢の制限を行っていたと認定された。これを受けたら、GoogleはChromeを手放し、検索データの公開も迫られる可能性がある。Googleはこれに対し、検索クエリやインデックスのデータが他社に渡ることで、ユーザーのプライバシーが損なわれると主張。
情報源:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/22/news068.html
6、AI
IT系求人の36%はAI関連!
2025年、テック関連求人の約25%がAIスキルを求めていると、Wall Street Journalが報じた。IT系求人では36%がAI関連で、さらに金融、コンサル、製薬、小売など幅広い業界でAI人材の需要が高まっている。メリーランド大学のデータによると、ChatGPTの登場以降、AIの業務活用が進み、AI関連求人は2022年第4四半期から2024年末までに68%増加。一方、テック全体の求人は2%減少した。
企業は予測アルゴリズムや機械学習を活用できる技術者を求めており、AIスキルが今後のキャリアの鍵となりそうだ。
情報源:https://gigazine.net/news/20250311-ai-talent-job-race/
7、TikTok Shop
フランスでサービス開始予定
TikTok Shopは、アイルランドとスペインでの成功を受けて、4月にフランスでサービスを開始することが発表された。ユーザーは、アプリ内でクリエイターが推奨する商品を直接購入でき、クリエイターはその販売に対してコミッションを得る仕組みとなっている。
この新しいビジネスモデルは、コミュニティの信頼感を高め、衝動的な消費を促進する効果があるとされている。今週から、フランス、ドイツ、イタリアの企業は、TikTok Shopのセラーとして登録できるようになるが、フランスのユーザーがサービスを利用できるのは4月からとなる。