今週の注目:
✨アリババ、日本市場に特化した越境ECアプリ「TAO」を始動
✨Sakana AI、キャッシュメモリの使用量を削減する技術を開発
✨Google、最大4Kの動画を生成できるAI「Veo 2」を発表
1、アリババ
日本市場に特化した越境ECアプリ「TAO」を始動
アリババグループは10月に日本市場向けの越境ECアプリ「TAO」をリリースし、わずか2ヶ月でApp Storeの無料ショッピングアプリランキングで4位にランクインした。TAOはアリババインターナショナルが運営しており、日本法人「淘宝日本(タオバオニホン)」を設立して日本語対応のカスタマーサポートを強化している。
情報源:https://news.yahoo.co.jp/articles/913a096ab4348f2cf5006307d7ca5376335c6459
2、Google
最大4Kの動画を生成できるAI「Veo 2」を発表
Googleが2024年12月16日に動画生成AIの「Veo 2」を発表した。最大4Kまでの解像度の動画を作成できるほか、実写風動画以外にアニメ調の動画を作成可能で、カメラに対する指示も忠実に反映できると述べられている。2024年5月にGoogleは動画生成AIとして「Veo」を発表していた。前バージョンであるVeoで作成できる動画の解像度は1080pまでが、Veo 2では4K解像度に対応。リアリティなど品質も向上している。
情報源:https://deepmind.google/technologies/veo/veo-2/
3、Bing
LLMとSLMの組み合わせに移行
Microsoftは、Bingで「Transformer」モデルからLLMとSLMの組み合わせに移行すると発表した。検索クエリの複雑化により、LLM単独ではコストと速度に課題があったため、SLMを組み合わせて効率的に処理している。また、NVIDIAの「TensorRT-LLM」を統合し、SLMの推論パフォーマンスを最適化することで、検索結果の速度と品質が向上し、運用コストも削減された。
4、Sakana AI
キャッシュメモリの使用量を削減する技術を開発
日本に拠点を置くAI企業「Sakana AI」は、キャッシュメモリの使用量を最大75%削減する技術「NAMM」を開発した。NAMMは、ニューラルアテンションメモリーモデルを使用して、コンテキスト内の冗長な情報を削減し、メモリ効率を向上させる仕組みだ。この技術により、大規模言語モデル(LLM)の性能向上とコスト削減を実現している。
情報源:https://sakana.ai/namm/
5、Amazon
倉庫労働者の負傷率の高さについて調査され
Amazonの倉庫では同業他社と比べて負傷率が高く、安全改善提案が上層部に拒否されていたことが、サンダース上院議員らの調査で明らかになった。特に、イギリスの倉庫では5年間で1400回以上の救急車出動があり、競合他社と大きな差があった。Amazonは調査に反論し、従業員の安全を最優先していると主張しているが、記者のジェーン・チュン氏は協力を拒否し、不透明な説明を行っていると批判した。
6、TikTok
「TikTok禁止法」差し止めを最高裁に要請
TikTokは「外国の敵対者が管理するアプリケーションからアメリカ人を守る法」を最高裁に申し立て、表現の自由に反すると主張。コロンビア特別区連邦控訴裁判所は違憲ではないと判断し、TikTokは上訴を決定。法律が施行されれば、TikTokは売却やサービス停止を余儀なくされる。トランプ氏はTikTokを温かく見守っているという姿勢を示している。
情報源:https://www.nbcnews.com/politics/supreme-court/tiktok-asks-supreme-court-block-law-ban-popular-app-rcna184355
7、Amazon
注文からわずか15分で配送するサービスを開始
Amazonは、2024年12月末からインド・ベンガルールで注文から15分以内に商品を配達するサービスを試験的に開始し、その後他の都市へも拡大する予定だ。インドではSwiggyやNykaaなどが提供するクイックコマースサービスが急成長しており、2024年には市場規模が60億ドルを超える見込みだ。
Amazon Indiaのサミール・クマール氏は、5000~6000点の日常品を15分以内で提供することで収益性の高いビジネスを構築すると述べた。