この記事のポイント
- ニッチ商品は「競合がゼロの商品」ではなく、特定需要に焦点を当てた商品
- 需要と競合の両方を数字で確認する
- 市場全体ではなく、用途・顧客・機能などから細分化する
- 競合商品の販売数・価格・レビュー構造から参入余地を確認する
- ニッチ発見と最終的なSKU選定は分けて考える
Amazonで商品リサーチをすると、販売数が大きい人気市場に目が向きがちです。しかし、需要が大きい市場ほど競合商品やレビューが蓄積され、新規参入が難しい場合もあります。
そこで検討したいのが、一定の需要がありながら、特定の用途・顧客・悩みに絞られたニッチ市場です。
本記事では、Amazonでニッチ商品を見つける方法をはじめ、需要と競合から市場を絞り込む手順や、販売数・価格・レビューなどのデータを使って参入余地を見極めるポイントについて詳しくご紹介いたします。
Amazonのニッチ商品とは?
ニッチ商品とは、大きな市場全体を狙うのではなく、特定の用途・顧客層・悩み・機能など、より限定された需要に対応する商品です。
例えば「収納用品」という大きな市場だけを見るのではなく、「狭い場所」「特定サイズ」「特定用途」といった顧客ニーズまで細分化して考えます。
ニッチ=需要が小さい、ではありません。
重要なのは「特定の需要が存在し、その需要に対して競争・供給の余地があるか」です。
狙いやすいニッチ市場は「需要×競合」で考える
ニッチ市場を探すときは、「競合が少ない」という条件だけで選ばないことが重要です。 競合が少ない理由が、単に需要がないからという可能性もあります。
| 需要 | 競合 | 考え方 |
|---|---|---|
| 高い | 強い | 魅力はあるが参入難易度も確認 |
| 高い | 比較的弱い | 詳しく検証したい候補 |
| 低い | 弱い | 競合が少なくても市場規模を確認 |
| 低い | 強い | 優先度を慎重に判断 |
Amazonでニッチ商品を見つける5ステップ
STEP1|大きな市場から用途・顧客ニーズを細分化する
まずカテゴリーや一般的な商品名からスタートし、「誰が」「どこで」「何のために」「どのような条件で」使うのかを分解します。
関連キーワードやロングテールキーワードも、ニッチ需要を見つけるヒントになります。
STEP2|需要が存在するか確認する
候補を見つけたら、検索需要だけでなく、実際に関連商品がどの程度販売されているかを確認します。
Amazonの商品機会をAmazon側のデータから探索したい場合は、 Amazon商品機会エクスプローラーの使い方 も参考になります。
STEP3|上位競合の販売規模を確認する
次に、その市場で実際に販売されている商品を確認します。
セラースプライトの ライバル商品リサーチ では、キーワードやASINから競合商品を調べ、推定販売数、月間販売額、BSR、価格、評価数などを比較できます。
ここでは「1商品だけが売れている市場」なのか、「複数の商品に需要が分散している市場」なのかも確認しましょう。
STEP4|レビューと価格帯から参入障壁を見る
販売数だけでなく、競合商品のレビュー蓄積や価格帯も確認します。
上位商品の多くが大量のレビューを持ち、ブランド認知も強い場合、需要が大きくても新規商品の参入難易度は高い可能性があります。
一方、一定の販売数がありながら、競合商品の評価数や商品仕様にばらつきがある場合は、さらに詳しく調査する価値があります。
STEP5|市場の継続性を確認する
最後に、その需要が一時的なトレンドや季節要因だけで生まれていないか確認します。
販売数、BSR、検索需要などを期間で確認し、継続して需要があるのか、特定シーズンだけ伸びるのかを区別します。
ニッチ市場では競合商品の何を見る?
競合分析では、単純に「競合商品数」を数えるだけでは不十分です。
| 指標 | 確認すること |
|---|---|
| 推定販売数 | 実際に需要を獲得している商品があるか |
| 月間販売額 | 市場にどの程度の販売規模があるか |
| 価格 | 主要価格帯と価格競争の状態 |
| BSR | カテゴリー内の販売順位 |
| 評価数 | 既存競合がどの程度レビューを蓄積しているか |
| 評価 | 既存商品の満足度や改善余地を探る入口 |
特定ASINの販売規模そのものを確認したい場合は、 Amazon売上推定ツール も利用できます。
ニッチ市場を絞り込むチェックリスト
- ✓ 実際の顧客需要が確認できる
- ✓ 複数の商品に販売実績がある
- ✓ 一部の強豪商品だけに需要が集中していない
- ✓ 競合商品の価格帯に参入余地がある
- ✓ レビュー数・評価から見て競争余地がある
- ✓ 顧客ニーズに対して改善できる点がある
- ✓ 一時的な需要だけではない
ここまでで判断するのは、あくまで「この市場をさらに調べる価値があるか」です。 具体的なSKUを販売するかどうかは別の判断になります。
具体的な商品候補を最終評価するときは、 Amazonで売れる商品の探し方 を確認してください。
Amazonのニッチ商品リサーチで避けたい失敗
- 競合が少ないだけで選ぶ:需要がない可能性も確認する
- 売上が大きい1商品だけを見る:市場全体に需要があるか確認する
- 現在の販売数だけを見る:季節性やトレンドを確認する
- 市場発見と商品選定を同時に行う:市場→競合→具体的商品と段階を分ける
Amazonニッチ商品に関するFAQ
Amazonのニッチ商品とは何ですか?
大きな市場全体ではなく、特定の用途・顧客層・悩み・機能など、限定された需要に対応する商品を指します。
競合が少なければ良いニッチですか?
必ずしもそうではありません。競合が少ない理由が需要不足の場合もあるため、販売数や検索需要とセットで確認します。
ニッチ商品はどうやって探しますか?
カテゴリーを用途や顧客ニーズで細分化し、需要を確認したうえで、競合商品の販売数・価格・レビューなどを分析して候補市場を絞り込みます。
まとめ
Amazonでニッチ商品を見つけるときは、「競合が少ない商品」を探すのではなく、需要が存在し、その需要に対して競争余地がある市場を探すことが重要です。
市場を発見したら、競合商品の販売数、価格、BSR、レビューなどを比較し、最後に具体的な商品選定へ進みましょう。